家の塗装。色選びで失敗しないためのポイント
塗装の契約が終わると、次はお客様が最も重要視される「色選び」です。
ただ、この「色選び」。お客様が塗装の工程の中で最も迷う工程であり、一歩間違えると大きな失敗になりかねない重要な工程です。
私の経験上、仕上がりの印象や満足度はこの色によって左右されます。ですので、色選びに関しては焦らずゆっくり、慎重に決めて頂きたいと思います。
今回は、塗装工事後何年もの間家の外観を彩り続け、家の印象を大きく左右させる色の選び方「色選び」について詳しく説明していきましょう。
色見本帳の落とし穴
通常、塗装業者は契約が終わると、お客様に日本塗装工業会が発行している塗料用標準色をまとめた色見本帳と、塗料メーカーが自社製品を紹介するためにまとめた色見本帳やカタログを渡し、次の打ち合わせまでにどんな色がご希望か等、お客様から幾つか色の候補を頂くといった流れをとります。
日本塗装工業会とは
日本塗装工業会とは塗装業者による業界団体で、元経済産業省製造産業局所管です。(wikiより)
しかし、こうした色見本帳は一色あたりの見本サイズがとても小さく、色も凝縮されているため、通常よりも色が濃く見えてしまうといった傾向があり、この色見本帳のみで家全体の色を選んでしまうと、塗装前に塗装後の全体のイメージが湧きづらいため、塗り終えた際に「こんな色じゃなかった・・・」という失敗に繋がりかねません。
ウィングでは実際に使用する塗料を使いA4サイズの塗板見本を作成します
こうした問題から、弊社(塗装のウィング)では少しでもお客様に事前のイメージをもっていただける様に、お客様に選んで頂いたご希望の色を、実際に使用する塗料を使用してA4サイズの板へ仮塗装を行った塗板見本をメーカーに協力頂き作成しています。
ポケットに入る程度の色見本ではなく、実際の塗料を使用したA4サイズの見本ですので、完璧とは言えませんが、実際に屋根や外壁に塗装を行った際の色としてイメージが湧きやすいのではないかと考えています。
この塗板見本はご希望頂ければ何色でも作成することが可能ですので、追加をご希望の際は遠慮なくご相談下さい。
色選びのコツとポイント
色選びの際は、家の中だけでなく、様々な条件で確認する
塗装業界では、基準色と調色された塗料の色を比較する際、正午前後の時間帯い北窓から入ってくる自然光「北空昼光(きたぞらちゅうこう)」が理想的な光とされていますが、これはあくまでも塗装を行う側が設けた基準です。
実際に塗装を行った家は様々な天候下で24時間色々な表情を表します。
ですので、色見本や塗板見本を使って色決めを行う際は、決して家の中だけで決めないようにして下さい。室内の蛍光灯の光と太陽の光では、色の印象が全く異なります。出来れば外へ出て、太陽光の下で様々な時間帯で確認してみましょう。晴れた日や曇りの日など様々な条件下で比べていただくと尚良いと思います。
「この色!」と確定しない。気持ちに余裕を持つ
見本帳や塗板見本で色を選んだ時点では、「絶対この色で!」と決めつけ過ぎないようにしましょう。「だいたいこんな色かな?」という感覚でいた方が、塗りあがり後の満足度は高くなります。
前記した通り、見本帳や塗板見本は事前のイメージを固めるもので、塗装後の色を保証するものではあません。時間帯や天候によっても色は微妙にその表情や雰囲気を変えますので、ある程度の許容範囲(気持ちの余裕)を設けていた方が、工事後の多少の見え方の違いも、想定内だと感じることが出来るでしょう。
カラーシュミレーションを活用してみる
どうしても全体のイメージが掴めないという方には、インターネットのオンラインで家全体を写真加工を用いて、ご希望の色で仮塗りすることのできるツール、カラーシミュレーションがおすすめです。
塗装のウィングでももちろんご利用可能ですので、試してみたい!とお考えのお客様はご相談下さい。
理想や希望を塗装業者に思い切り相談する
塗装は、大切な住まいの機能性はもちろん、見た目も新たに生まれ変わる貴重な機会です。「こんな色にしてみたいな」「やってみたい色の組み合わせがある」など、理想の色や塗り方のイメージを思いっきり塗装のプロである業者へ相談してみて下さい。
口頭やイラストなどにして伝えるのが難しい場合は、近くにある新築などモデルとなる家を探していただくのも一つの手です。
「失敗するのが怖いから」や「難しそうだから」と、せっかくの機会を無難に進めてしまい、後から後悔しては元も子もありません。
お客さまの気持ちにできるだけ寄り添い、どうしたら実現できるかを可能な限り考え助言するのが通常の業者であり、信頼できるプロの塗装業者だと思います。逆に「出来ません」しか言えない塗装業者はいい業者とは言えないのではないでしょうか?
関連記事RELATION
24時間対応! 相見積OK!
他社さんと比べてください!